津軽の海
作詞:安住哲郎
作・編曲:板見信一
歌:西山杏樹
舵取る板子(いたご)の下は地獄
飛沫(しぶき)の華咲く北の海
牙を剥くから いつも
あんたの無事を祈ってる
津軽海峡
波止場も凍てつく港町
北の漁場の荒なみ越えて
戻るあんたを待ちわびた
あたしの肌が恋しがる
吹雪が泣いてるこんな夜(よる)は
しばれる身体が気がかりで
お酒温(あたた)め じっと
あんたの船を待っている
雪の海峡
かもめが津軽の春を呼ぶ
旗は大漁自慢の船で
帰りゃあんたを火のような
あたしの胸で抱いたげる
津軽最果て
男が命をかける海
波と暴れて帰ってきたら
あんた死ぬほど抱きしめて
あたしは夢の舟をこぐ